ラーメン業界の巨匠、河原茂美さん

ウイング

2008年04月25日 16:39

昨日は、友人に誘われ講演会に行ってきました。

ラーメンの達人、博多一風堂の店主、河原茂美さんの講演会。

実を言うと、行ってみるまで、全く河原さんのことを知りませんでした。

現在40店舗あまりを経営し、数々の店舗のプロデュースにも携わり多忙な日々を送られているラーメン業界の巨人でした。

今年3/31にはニューヨークにも出店されたとか・・。

お話を伺っていると、お仕事に対する愛情、来てくださる客様に対する感謝の思いがすごく伝わってきて、いっぱい学ぶことがありました。

彼は店の一日の残飯を5g以下に目標を立てているといいます。()ということはつまり、毎日何百人と来るお客様の残された残飯の総量が5g以下ということですから、ほとんど食べ残しがないということを意味します。(す・すっご~い!)

ビデオでも見せてくださったんですが、ほとんどない!と言ってもいいくらいでした。

彼はこのことに徹底してこだわったのでした。そのことについてこう語っています。

一つのことにこだわるとたくさんのことが見えてくる

何故お客様は出されたものを残したのか、追求していくといろんなことが見えてくるというんですね。

例えば接客が悪かったのか、出される時間が長くてラーメンが伸びていたのか、違うものを持ってきてしまったのか、お客様を長く待たせてなかったかとか、、、味は問題なくても食べ物が残るには、それなりの理由、意味があるはずだと考えたのですね。それを徹底的に洗い出し、皆で仕事のあり方を考えて改善した結果、ついに目標以下に抑えられたというのです。

彼はやれば出来る!と熱く語っていました。

もう一つ、印象に残った話は、会社組織というのは、ある物事を共有すること、共有すると、共感するようになり、共感すると、共鳴し、共鳴すると、つまり響き合ってくると、外へ向かうエネルギーになると言っていました。それは善なるエネルギーでその時に初めて店はお客様のためになると言うのです。

スタッフ一人一人の基準値を高めることに心をくだいている河原さんの熱い思いがよく伝わってきましたよ。成功を夢見てここまで頑張ってきたけれども成功することも大事、しかし成長するということの方がもっと大切だとおっしゃっていました。スタッフの成長はお店の成長なんですね。

まぁ、この他にもいっぱい学びましたが、これ以上書けません。

あ、そうそう「自分という人間を客観的に知るうえで、自分の半生を本などに書いてみるといい」とも言ってました。自分自身を整理整頓するという意味で、特に事業を行う人にはいいらしいです。

さて、あなたも書いて見ます?わたしはちょこっと書いてみようかな~。(実は書き始めたこともありますが、書いているうちにあっちこっち飛んでわけわからなくなりましたー^^;オホホー)私のは本にはできませんけどね。

かつて、最初に就職した頃の京都の先生はいつもこう言ってました。

自分を語れる人間になりなさい」と。

プロとして、厳しく仕事を追求してきた先生の言葉が今更ながら心に沁みて思い出されます。




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