お気に入りベルジュバンス的生活

お元気ですか？

今日のお話はわたしの専門分野。髪の話です。ところで、タイトルの「アルカリ性ｖｓ弱酸性」が髪と何の関係があるの？と大方の人は思うことでしょう。ベルジュバンスサロンの私たちにとっては大いに関係があることなのです。

例えば、皆さんがパーマをかけにいったとしましょう。髪をロットで巻いてターバンをしますよね！そのターバンをはずした跡が赤くなったことってなかったですか？或いは薬液が頭皮に滲みるとか・・・

また、カラーをしている時に、頭が燃えるような感じがして滲みたとか。数日後かさぶたの後のような大きなフケが出てきたりとか。

このような経験は誰にでもあるはず。実はこれが、ｐｈ（ペーハー）の違いつまり、アルカリ性か弱酸性かの違いによるものなんです。ほとんどの人はそんなこと知りませんよね。

長いこと美容師をしていると最も自分自身にその薬液の影響が出てくるものです。指紋がなくなって、指先がパカパカして乾燥する冬の季節にはひび割れしてそこから薬液が滲み涙を流したくなるくらいに痛かったり・・・顔色もさえなくなるし・・・

そんなこんなで、友人に紹介してもらったお店がベルジュバンスサロンでした。これでダメだったら美容師辞める！という覚悟で就職しました。でも、講習会に行って、これまでの疑問は解決しました。以前はすればするほど、さらに髪が傷んでいくという現実に対し“美容”の観点から、美容師としてこれでいいのかなと疑問に思ったものです。

ということで細かく説明できないのは残念ですが、とりあえず目に見える形で薬液の皮膚毛髪に与える影響を見ていただきましょう。

使うのは卵の黄身です。理由は卵も頭皮も同じたんぱく質でできている、ということです。客観的に見れるという点でとてもわかりやすい実験です。

2個の卵を容器に入れます。

左側にベルジュバンスの薬液を、（ｐｈ４．７）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　右側にアルカリ薬液（ｐｈ８．８）を入れます。

２０分後。

　これを見て、何も変わっていない！というかたがもしもいましたら、すぐにパソコンから離れて眼科へ行きましょう。

さぁ、おわかりでしょう。これをお店ですると一様にお客様はびっくりされます。アルカリの薬液は膨潤・腐敗作用があります。髪の毛のキューティクルがパーマの後、ぱさぱさになって引っかかる感じ、とか、先に書いたように薬液のついた部分が赤く炎症する、燃えるような感じがするとかいうのがそれです。髪や頭皮に強い作用があるんですね。

弱酸性の場合、適正な範囲ですと、収斂・殺菌効果があります。実は卵を一日おいても黄身は腐らなかったんです。そのくらい殺菌効果が強いんですね。ベルジュバンスの詳しい理論は紙面では書きつくせないものがありますが、その強固な理論に裏打ちされた仕事が40数年の歴史を生み出しました。

髪のトラブルを感じているあなたとあなた・・・きっと中には悩んでいらっしゃる方いますでしょう。一度ウイングでお茶しながら語りませんか？買い物のついでにでもいらしてみてください。ちょっくらマイクロスコープで自分の頭皮をみるのも楽しいですよ！

今日は長くなりました。読んでくださってありがとう！それでは、良い時間をお過ごしくださいね！